Local Run Manager v2.4.1から実行を開始するとすぐに、MiniSeq Control Software v2.0のエラー「Invalid Role(無効な役割)」が発生します。

03/11/22


Local Run Managerのセットアップを使用して実行していた場合、MiniSeq Control Software v2.0のランに影響する問題が確認されています。この問題では、ラン開始の数秒後にランが停止し、「Invalid Role(無効な役割)」エラーが表示されます。

このエラーは、Local Run ManagerのUser Managementが有効化され、MiniSeq Control Softwareを起動するユーザーが「Admin(管理者)」レベルではなく「User(ユーザー)」レベルの役割であるために発生します。Local Run ManagerのDashboard>Menu>Tools>User Managementに移動して、権限レベルを決定します。

この問題は、MiniSeq機器でMiniSeq Control Software v2.0を実行するシステムのみに影響します。

イルミナの開発者はこの問題を認識しており、解決に向けて取り組んでおります。

現在、2つの回避策がございます。

  • User Managementが有効化されている場合、次の順で選択すると、MiniSeq Control Softwareのランを開始することができます:[Sequence(シーケンス)] > [Set up Runs using Local Run Manager(Local Run Managerを用いたランのセットアップ)]。Local Run Managerのログイン画面で、管理者レベルの役割を持つLocal Run Managerアカウントを使ってログインし、ランセットアッププロセスを続行します。
  • User Managementは、Admin(管理者)特権を持つLocal Run Managerのユーザーにより無効化できます:
    • ChromiumでLocal Run Managerを開き、管理者レベルの役割を持つアカウントを使ってログインします。
    • Menu>Tools>User Managementの順に進みます。
    • Enable User Management」をOffに切り替えます。
    • MiniSeq Control Software上で、次の順で選択しランを実行します:[Sequence(シーケンス)] > [Set up Runs using Local Run Manager(Local Run Managerを用いたランのセットアップ)]。これで、Local Run Managerにログインする必要はなくなりました。

エラーはラン開始の数秒後に発生するため、ロードされた試薬は「使用済み」として標記されず、新しいランセットアップで使用することができます。